TBSでは、10月期の金曜ドラマ枠(毎週金曜よる10時)で『ライオンの隠れ家』を放送すると発表した。
主人公の小森洸人(こもり・ひろと)を演じるのは、柳楽優弥。
柳楽は2004年に自身初の映画『誰も知らない』で、日本人初かつ史上最年少でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したことで、日本だけでなく世界中にその名を轟かせた。
『ゆとりですがなにか』(2016年)シリーズなどの連続ドラマ、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」(2012年)をはじめとする舞台に出演するほか、配信ドラマ『ガンニバル』(2022年)では主演を務め、スリリングな作品だけでなく映画『銀魂』(2017年、2018年)シリーズのようなコメディ作品ではコミカルな芝居も見せるなど、あらゆる作品で様々な役を自在に演じ、日本のみならず世界でも人気が高い。柳楽は今作がTBSドラマ初主演。TBSドラマへの出演も9年ぶりとなる。
本作で演じる主人公の洸人は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年。両親を事故で亡くしてからは、自閉スペクトラム症の弟と2人で暮らしており、朝は弟と決まった時間に家を出て、退勤後も弟と決まった時間に一緒に帰るという、いつも弟に歩幅を合わせ弟のために生きている。そんな平穏な日常を過ごしていた兄弟だが、謎の男の子「ライオン」と出会ったことで、“ある事件”に巻き込まれ、生活が一変していくことになる。
これまで演技で鮮烈な印象を残してきた柳楽が、今作では弟のために生きる穏やかな兄を、そして幼い男の子を預かってしまったことで巻き込まれる波乱に立ち向かう状況をどのように表現するのかご期待いただきたい。
洸人の弟・美路人(みちと)を演じるのは、若手実力派俳優の坂東龍汰。
坂東は2017年に俳優デビューし、初主演映画『フタリノセカイ』(2022年)で第32回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞。最近では瀬々敬久監督の映画『春に散る』(2023年)へ出演、舞台「う蝕」(2024年)では舞台初主演を経験し、『RoOT / ルート』(2024年)で河合優実と共に地上波初主演を務めるなど、柳楽と同じくさまざまな作品で活躍している今注目の実力派俳優。TBSドラマに出演するのは2023年放送の火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』以来。柳楽との共演は今作が初となる。
美路人は自閉スペクトラム症の青年で、その特性からコミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強かったりする。また、知覚・芸術の分野で突出したセンスを持っており、その能力を活かし、小さなアート事務所でアーティストとして働いている。ルーティーン通りの生活を送り、イレギュラーへの対応が難しい美路人にとってライオンがいる生活は混乱の連続だが、これまで体験したことのない日々に美路人自身も変化していく。坂東は今作でこの難役にどのように挑むか、注目いただきたい。
洸人と美路人の前に現れる謎の男の子・ライオンを演じるのは、5カ月にわたるオーディションで選ばれた佐藤大空(たすく)。5歳にして今作でドラマ出演本数5本目。名前かどうかも謎である「ライオン」役を、無邪気に演じる。
自閉スペクトラム症の弟・美路人と2人暮らしをしている兄・洸人。決まったルーティーンの中であれば問題なく生活できる美路人に合わせ、洸人は凪のように何も起こらない平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに、突如「ライオン」と名乗る小さな男の子が現れ、預からざるを得ない状況になってしまうところから物語は始まる──。慣れないながらもライオンと3人で暮らしていくうち、ライオンが預けられた背景には“ある事件”が関わっていることがわかり、平穏な日々から嵐のような渦にのまれることになっていく。
温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合い繰り広げられる今作は、完全オリジナルで描かれる。
脚本は、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けた徳尾浩司と、今作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で担当する。
どんな境遇でも大切な存在を守るために必死で生きる人たちの家族愛と兄弟愛を描いた、心震えるヒューマンサスペンス。10月スタートの金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』に注目したい。
今回、出演するにあたって僕が惹かれたポイントは、ヒューマンドラマという点でした。その中でも兄弟の愛や家族愛が描かれていくというところにすごく惹かれましたし、それがオリジナル脚本で描かれるというので、とても貴重な作品に参加させていただけるなと感じました。
僕が演じる洸人は、市役所で働いている安定志向で等身大なキャラクターです。
個性的なキャラクターではないのですが、そこに弟がいて…ライオンが現れて環境が変わっていくことで安定志向な洸人がどのようにリアクションしていくのか、その関係性・トライアングルがどういった形で表現されていくのか、今からすごくワクワクしています。
弟を演じる坂東さんとは今回初めての共演ではあるのですが、初めてお会いしたときから…好きです。
僕のほうがキャリア的には先輩ですが、感じるバイブスみたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています。
今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたらと思っています。心強い兄弟とここから冬まで『ライオンの隠れ家』の世界にどっぷりと浸かって、素敵な作品にしたいという気持ち一心で一生懸命撮影に挑みたいなと思っております。ぜひご覧ください。
オリジナル脚本で男三人の物語と聞いて、すごくワクワクしました。
僕が演じる美路人は、柳楽さん演じる洸人の弟で、自閉スペクトラム症の青年です。生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています。美路人は、お兄ちゃんとずっと平穏な暮らしをしていたのですが、そこにライオンが現れたことで、大変な事件に巻き込まれていくことになります。そこにはサスペンスな展開だけでなく、笑えるシーンやかわいらしいシーンもあるので、そこをどうチャーミングに演じていこうか、今台本と格闘しているところです。
さらに、今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので…実はすごく緊張しています(笑)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆や繋がりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています。
一生懸命皆さまにおもしろい作品を届けられるように、これから美路人という役を生きようと思いますので、楽しみに待っていただけたらなと思います。よろしくお願いします!
家族の話、兄弟の話を企画したいと思い、2年前にこの企画の準備を始めたのですが、そのときにちょうど30代に入り、自分の生きている環境が安定してきて、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなり「変わらないこと」に落ち着いてしまう現状に不安を覚えたのが、この企画の種になったのかもしれません。
同じ場所にとどまることが、決して悪いことではないですが、挑戦できていない不安、閉塞感へのフラストレーションを抱えることは、普遍的な葛藤だと思い、そうした悩みを抱える主人公が大きな渦に巻き込まれたらどんな物語が生まれるだろうと想像しました。そんな種から始まった企画を脚本チームの徳尾さん一戸さんとオリジナルで作れること、皆でアイデアを出し合える信頼できるスタッフチームと作れること、そして柳楽さん坂東さんをはじめとする素晴らしいキャストチームとこのドラマを届けられることが、今からとても楽しみです。
今ある環境、そばにいる人、大切なモノについて見つめ直せるような時間になれたら、そしてエンターテインメントとして楽しんでもらえるヒューマンとサスペンスのドラマになれたらと思います。放送が終わる12月までの約半年間、素敵なドラマを届けられるよう精一杯、取り組んでいきます!
10月スタート 毎週金曜よる10:00~10:54
脚本
徳尾浩司(『私の家政夫ナギサさん』『おっさんずラブ』シリーズなど)
一戸慶乃(第47回城戸賞準入賞「寄生虫と残り3分の恋」)
編成プロデュース
松本友香(『私の家政夫ナギサさん』『この初恋はフィクションです』『ユニコーンに乗って』など)
プロデュース:佐藤敦司(『恋する母たち』『インハンド』『G線上のあなたと私』など)
演出:坪井敏雄 ほか(『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』『妻、小学生になる。』『私の家政夫ナギサさん』『凪のお暇』など)
出演者:
柳楽優弥
坂東龍汰
佐藤大空(子役)
TBSでは、10月期の金曜ドラマ枠(毎週金曜よる10時)で『ライオンの隠れ家』を放送すると発表した。
主人公の小森洸人(こもり・ひろと)を演じるのは、柳楽優弥。
柳楽は2004年に自身初の映画『誰も知らない』で、日本人初かつ史上最年少でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したことで、日本だけでなく世界中にその名を轟かせた。
『ゆとりですがなにか』(2016年)シリーズなどの連続ドラマ、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」(2012年)をはじめとする舞台に出演するほか、配信ドラマ『ガンニバル』(2022年)では主演を務め、スリリングな作品だけでなく映画『銀魂』(2017年、2018年)シリーズのようなコメディ作品ではコミカルな芝居も見せるなど、あらゆる作品で様々な役を自在に演じ、日本のみならず世界でも人気が高い。柳楽は今作がTBSドラマ初主演。TBSドラマへの出演も9年ぶりとなる。
本作で演じる主人公の洸人は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年。両親を事故で亡くしてからは、自閉スペクトラム症の弟と2人で暮らしており、朝は弟と決まった時間に家を出て、退勤後も弟と決まった時間に一緒に帰るという、いつも弟に歩幅を合わせ弟のために生きている。そんな平穏な日常を過ごしていた兄弟だが、謎の男の子「ライオン」と出会ったことで、“ある事件”に巻き込まれ、生活が一変していくことになる。
これまで演技で鮮烈な印象を残してきた柳楽が、今作では弟のために生きる穏やかな兄を、そして幼い男の子を預かってしまったことで巻き込まれる波乱に立ち向かう状況をどのように表現するのかご期待いただきたい。
洸人の弟・美路人(みちと)を演じるのは、若手実力派俳優の坂東龍汰。
坂東は2017年に俳優デビューし、初主演映画『フタリノセカイ』(2022年)で第32回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞。最近では瀬々敬久監督の映画『春に散る』(2023年)へ出演、舞台「う蝕」(2024年)では舞台初主演を経験し、『RoOT / ルート』(2024年)で河合優実と共に地上波初主演を務めるなど、柳楽と同じくさまざまな作品で活躍している今注目の実力派俳優。TBSドラマに出演するのは2023年放送の火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』以来。柳楽との共演は今作が初となる。
美路人は自閉スペクトラム症の青年で、その特性からコミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強かったりする。また、知覚・芸術の分野で突出したセンスを持っており、その能力を活かし、小さなアート事務所でアーティストとして働いている。ルーティーン通りの生活を送り、イレギュラーへの対応が難しい美路人にとってライオンがいる生活は混乱の連続だが、これまで体験したことのない日々に美路人自身も変化していく。坂東は今作でこの難役にどのように挑むか、注目いただきたい。
洸人と美路人の前に現れる謎の男の子・ライオンを演じるのは、5カ月にわたるオーディションで選ばれた佐藤大空(たすく)。5歳にして今作でドラマ出演本数5本目。名前かどうかも謎である「ライオン」役を、無邪気に演じる。
自閉スペクトラム症の弟・美路人と2人暮らしをしている兄・洸人。決まったルーティーンの中であれば問題なく生活できる美路人に合わせ、洸人は凪のように何も起こらない平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに、突如「ライオン」と名乗る小さな男の子が現れ、預からざるを得ない状況になってしまうところから物語は始まる──。慣れないながらもライオンと3人で暮らしていくうち、ライオンが預けられた背景には“ある事件”が関わっていることがわかり、平穏な日々から嵐のような渦にのまれることになっていく。
温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合い繰り広げられる今作は、完全オリジナルで描かれる。
脚本は、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けた徳尾浩司と、今作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で担当する。
どんな境遇でも大切な存在を守るために必死で生きる人たちの家族愛と兄弟愛を描いた、心震えるヒューマンサスペンス。10月スタートの金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』に注目したい。
今回、出演するにあたって僕が惹かれたポイントは、ヒューマンドラマという点でした。その中でも兄弟の愛や家族愛が描かれていくというところにすごく惹かれましたし、それがオリジナル脚本で描かれるというので、とても貴重な作品に参加させていただけるなと感じました。
僕が演じる洸人は、市役所で働いている安定志向で等身大なキャラクターです。
個性的なキャラクターではないのですが、そこに弟がいて…ライオンが現れて環境が変わっていくことで安定志向な洸人がどのようにリアクションしていくのか、その関係性・トライアングルがどういった形で表現されていくのか、今からすごくワクワクしています。
弟を演じる坂東さんとは今回初めての共演ではあるのですが、初めてお会いしたときから…好きです。
僕のほうがキャリア的には先輩ですが、感じるバイブスみたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています。
今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたらと思っています。心強い兄弟とここから冬まで『ライオンの隠れ家』の世界にどっぷりと浸かって、素敵な作品にしたいという気持ち一心で一生懸命撮影に挑みたいなと思っております。ぜひご覧ください。
オリジナル脚本で男三人の物語と聞いて、すごくワクワクしました。
僕が演じる美路人は、柳楽さん演じる洸人の弟で、自閉スペクトラム症の青年です。生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています。美路人は、お兄ちゃんとずっと平穏な暮らしをしていたのですが、そこにライオンが現れたことで、大変な事件に巻き込まれていくことになります。そこにはサスペンスな展開だけでなく、笑えるシーンやかわいらしいシーンもあるので、そこをどうチャーミングに演じていこうか、今台本と格闘しているところです。
さらに、今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので…実はすごく緊張しています(笑)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆や繋がりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています。
一生懸命皆さまにおもしろい作品を届けられるように、これから美路人という役を生きようと思いますので、楽しみに待っていただけたらなと思います。よろしくお願いします!
家族の話、兄弟の話を企画したいと思い、2年前にこの企画の準備を始めたのですが、そのときにちょうど30代に入り、自分の生きている環境が安定してきて、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなり「変わらないこと」に落ち着いてしまう現状に不安を覚えたのが、この企画の種になったのかもしれません。
同じ場所にとどまることが、決して悪いことではないですが、挑戦できていない不安、閉塞感へのフラストレーションを抱えることは、普遍的な葛藤だと思い、そうした悩みを抱える主人公が大きな渦に巻き込まれたらどんな物語が生まれるだろうと想像しました。そんな種から始まった企画を脚本チームの徳尾さん一戸さんとオリジナルで作れること、皆でアイデアを出し合える信頼できるスタッフチームと作れること、そして柳楽さん坂東さんをはじめとする素晴らしいキャストチームとこのドラマを届けられることが、今からとても楽しみです。
今ある環境、そばにいる人、大切なモノについて見つめ直せるような時間になれたら、そしてエンターテインメントとして楽しんでもらえるヒューマンとサスペンスのドラマになれたらと思います。放送が終わる12月までの約半年間、素敵なドラマを届けられるよう精一杯、取り組んでいきます!
10月スタート 毎週金曜よる10:00~10:54
脚本
徳尾浩司(『私の家政夫ナギサさん』『おっさんずラブ』シリーズなど)
一戸慶乃(第47回城戸賞準入賞「寄生虫と残り3分の恋」)
編成プロデュース
松本友香(『私の家政夫ナギサさん』『この初恋はフィクションです』『ユニコーンに乗って』など)
プロデュース:佐藤敦司(『恋する母たち』『インハンド』『G線上のあなたと私』など)
演出:坪井敏雄 ほか(『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』『妻、小学生になる。』『私の家政夫ナギサさん』『凪のお暇』など)
出演者:
柳楽優弥
坂東龍汰
佐藤大空(子役)
多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョク共演で“家族の在り方”を描く。チュ・ジョンヒョクは日本のドラマ初出演