目黒蓮の演技が視聴者の心を震わせる!考察したくなる耕一の想い『ザ・ロイヤルファミリー』第5話
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第5話をレビュー

衝撃的なデビュー以来、なかなか勝利をつかみ取れない日々が続くロイヤルホープ。夢である有馬記念での出走が叶ったものの、以降はなかなか結果が出なかった。
2017年、山王耕造(佐藤浩市)は、ホープと共に引退を表明する。ラストランは来年の有馬記念だ。しかし、有馬記念には投票や成績など、出走条件がある。果たして有終の美を飾ることはできるのか?その一方で、栗須栄治(妻夫木聡)はある決意をしていて……。『ザ・ロイヤルファミリー』第6話を振り返る。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
耕造が引退する理由。それはがんだった。耕造曰く、医者からどこまでもつか分からない、と言われたという。その一方で、ホープは調子を上げ、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ2着などの好成績を収め、最後の有馬記念出走を確実なものとしていた。いきつけの天ぷら屋に抱えられてやって来た満身創痍の耕造は、関係者に挨拶。それぞれに感謝を述べ、「全員でロイヤルホープを勝たせてくれ」と託した。
ある日、野崎加奈子(松本若菜)と神社にやって来た栗須は、突然「もしも、有馬でホープが勝ったらさ、結婚してもらえないかな」とプロポーズをする。以前も似たようなシチュエーションで加奈子にうやむやにされていたが、またも同じ手で……。栗須、大丈夫なのか!
「俺と結婚してほしい」。栗須の言葉に逡巡した様子を見せた加奈子は、厳しい表情で「イヤだ。そんなの」と返答。栗須は「えっ……イヤなの!?」と驚く。
「イヤに決まってんじゃん。えっ、何それ?それで私がOKすると思った?」、「さんざん馬に人生翻弄されてさ。小さい頃から馬、馬、馬で。一人息子まで馬に持っていかれて(息子は競馬学校に入った)。えっ、今度は何?自分の幸せも馬の勝ち負け次第ってこと?イヤだよ。私の人生くらい私に決めさせて!」、「ホープとか関係ないの。全部私が決めるの。結婚も」と彼女の波状攻撃は止まらない。
まさか、そんな返しが来るとは思っていなかったのだろう。栗須は「え……」と戸惑う。なぜ2人の運命を「馬の勝敗」に託すのか。栗須は熱くてナイスガイだが、こういったところがヤキモキする!もっと加奈子に気持ちを伝えないと!
「つまり、しない。結婚は」、「しないのかよ!」というテンポの良いかけあいが繰り広げられつつ、加奈子は、まずは社長と添い遂げることを考えてほしい、10年でも20年でも待てるから、と胸中を吐露する……ということは加奈子には結婚の意思があるということだ。栗須としてもひと安心である。
2人で絵馬に願いを書くことに。「栄治と幸せでいられますように」と書いた加奈子に対し、栗須は「有馬記念優勝」、「山王耕造の復活」と記入する。その絵馬を見た加奈子は「ほんと、うまくやっていく自信がないわ〜」とうんざり。栗須は「え?でも、どっちも正解じゃない?」と彼女を追いかける。いや、確かにどちらも正解なのだが……そういうところだぞ。栗須!不器用だが熱くて人間味のある栗須と、しっかり者の加奈子。なんだかんだお似合いのカップルであり、見ていて微笑ましいシーンだった。
その後、耕造のもとに、騎手の佐木隆二郎(高杉真宙)と娘の百合子(関水渚)がやってきて「有馬で勝ったら結婚させてください!」と頭を下げる一幕があった。同席した栗須が明らかに狼狽する場面は、視聴者の笑いを誘った。
有馬記念当日。耕造は病院でレースを見守る。会場には、中条耕一(Snow Man・目黒蓮)も姿を現し、ホープの走りを応援していた。栗須たちの想いを乗せて走ったホープだったが、結果は惜しくも2位でフィニッシュ。レース後、耕造とのコンタクトを避けてきた耕一が、栗須に「父ではなく、まず、栗須さんとお話しができたら嬉しいです」と連絡をしてきて……。
次回は第7話。耕一からのある提案に、耕造と栗須は言葉を失う。
第6話はこちらから
第7話予告編はこちらから
公式サイトはこちらから
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第5話をレビュー
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第4話をレビュー
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第3話をレビュー
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第2話をレビュー
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第1話をレビュー
波瑠×川栄李奈、正反対の人生を歩んできた2人が「母親なりすまし」で受験に挑む『フェイクマミー』第6話をレビュー
続く舞台『雨と懺悔』の稽古。しかし白崎由岐は壁にぶつかっていた。自信を無くした白崎は肩を落とし、羽山麻水との家へと帰り…。
勝男に鮎美と復縁するチャンス到来!?と思いきや、また新たな関係で出会い直した2人の心温まるやりとりが反響を呼んだ。
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第5話をレビュー
波瑠×川栄李奈、正反対の人生を歩んできた2人が「母親なりすまし」で受験に挑む『フェイクマミー』第5話をレビュー