白崎快（成田凌）の愛犬・将軍が何者かに盗まれた。清原果耶主演のドラマ『初恋DOGs』（TBS系）第2話では、快が将軍の幸せを願ってウ・ソハ（ナ・イヌ）に返すことを決意する。その別れのシーンで、将軍が見せた名演技が視聴者の涙を誘った。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

この一週間、誰もが案じていた将軍の安否。結論から述べると、将軍は無事だった。将軍が何者かに盗まれた時、快は真っ先にソハを疑う。ソハは元の飼い主である祖母が亡くなっていることを隠してまで将軍を韓国に連れて帰ろうとしていたのだから、当然と言えば当然だろう。

しかし、ソハは完全にシロだった。それどころか、快と一緒に将軍を捜索し、怪しい男2組から身体を張って将軍を守ってくれたソハ。根拠もなく疑われても一切怒らず、快がお礼を言う前に「どういたしまして」と返す大人の余裕っぷりを見せつけた。

将軍を盗もうとした男たちはすぐに捕まるが、闇バイトで雇われただけで依頼主は分からずじまい。いつまた将軍が危険な目に遭うか分からないため、その所有権を巡る問題の解決が急務となる。

すでに飼い主が亡くなっているのなら、誰が将軍の面倒を見るのか、というのが動物を愛す快の気になっているポイントだ。

そこで、ソハは自分が将軍を育てていくと決意。快を安心させるために、優香（深田恭子）が店長を務めるドッグカフェや快の動物病院に通って犬の育て方を学ぶ。その一生懸命な姿を見て、快は少しずつソハを信頼していくのだった。

愛子（清原）から聞かされたキングの行く末も快の決断を後押しする。

実は子供の頃に出会っており、一緒に捨て犬のキングを育てていた2人。しかし、台風の日にキングを病院に連れていったのを最後に、母親の再婚で街を離れた快。それからもキングのことを心配しており、飼いきれず諦めたことを後悔していた。

だからこそ、将軍の人生に最後まで責任を持とうと心に決めているのだろう。そんな快に愛子は自分があの時の女の子であることを明かし、キングが病院の看護師さんのもとで14歳まで幸せに生きたことを伝える。

それを知って、快はソハが育ててくれるなら将軍も幸せになれると思ったのだろう。将軍の様子を報告することを条件に、ソハに返すことを決断する。

そして引渡しの日。快は「バイバイ、ロッキー」と将軍に別れを告げる。だが、ソハが連れていこうとした瞬間、ロッキーはその手を離れて快のもとへ。そのまま快の胸に飛び込むのだった。

いつまで経っても快の指示に従わず、ソハが泥棒から連れ戻した時も快ではなく愛子の方に走っていった将軍。懐いていないように見えていたが、この一年間、大切に育ててくれた快の愛情はちゃんと将軍に伝わっていたのだ。

快にハグしたり後ろから抱きついたり、大好きで離れたくない気持ちを台詞なしで伝えた将軍の名演が、「かわいすぎて号泣」「駆け寄って、ハグして、握手しようとして、背中に乗って、ぜんぶ天才すぎるよ」「喋れないけど、ちゃんと意思を感じるし快を慰めてるようにも見えた」「私も将軍にハグされたい」と視聴者に感動を与えた。

そんな快と将軍の絆を目の当たりにし、将軍を韓国に連れて帰るのは諦めたソハ。これからも将軍と一緒にいられることになった快は愛子とハイタッチをする。これまではいまいちそりが合わなかった2人の距離が少しだけ近づいた瞬間だ。

実は快もまた愛子の正体に気づいていた。どら焼きをくれた愛子のことを“どら子”と密かに呼び、どら焼きや犬を見るたびに思い出していたという。つまり、愛子だけではなく快にとっても、キングを一緒に育てていたあの日々は”初恋”だったのではないだろうか。

しかし、快は意図的に恋愛から遠ざかっているように見える。今より明るくて人付き合いも活発だった頃の快を知っている優香の「色々あったから」という意味深な発言も気になるところ。もしかしたら、快は優香と過去に何かあって人に深入りしないようになったのかもしれない。

一方、ソハから愛子への恋の矢印もうっすらと浮かび始めた。韓国に帰る前日、荷造りをしていたソハはお別れする愛子にあげるものをまとめていた。

「これが一番好きそう」と手に取ったのは、柴犬のぬいぐるみ。それを見つめるソハはとろけるほどに優しい顔で、秘書のヨンス（ジン・デヨン）は「また会えるといいですね」と小声で囁く。どこへ行ってもモテモテだけど、誰にも興味を示さなかったソハを見てきたヨンスが言うのだから相当なのだろう。

そんなソハは目的を達成できなかったことから会社に縁を切られる。しばらく日本にいることにしたソハが押しかけたのは、まさかの快の家。もはや快とソハの恋が始まりそうだが、この三角関係は一体どうなるのか。

第3話の視聴はこちららから

初恋DOGs

第３話 恋と友情の始まり!?俺を信じてほしい！

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