『初恋DOGs』第8話、ナ・イヌ“ソハ”のチングを想うがゆえの決断に涙 SNSは「幸せになって」の大合唱
愛子や快を守るため、辛い決断を下したソハにSNSでは「幸せになって」の大合唱が巻き起こっている。
清原果耶が主演を務めるドラマ『初恋DOGs』(TBS系)が最終章に突入。その前編となる第9話では、愛子(清原果耶)が快(成田凌)を守ろうと孤軍奮闘する。そんな愛子に手を差し伸べたソハ(ナ・イヌ)に、視聴者から「王子様すぎる」という声が相次いだ。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
しろさき動物病院の評判が急落する一連の騒動にウロアグループが関わっていた。責任を感じたソハは愛子たちに何も告げず、突然韓国に帰国してしまう。そんなソハを追って、愛子と快はウロアグループの本拠地であるソウルに渡るのだった。
「大企業の御曹司で財閥三世」という肩書きを持って生まれ、自分の意思とは関係なく世間の注目を常に浴びてきたソハ。他人に利用されたり、勝手に期待されて失望されたりすることも珍しくはなかった。
そんなソハは誰も自分を知らない日本で、かつ何も求めてこない愛子や快に出会って、初めて本当の自分になれたのだろう。本当のソハは優しくて朗らかでお茶目な可愛らしい人。
しかし、愛子たちが韓国で見た彼はすっかり「ウロアのソハ」に戻っていた。黄色い声援を浴びる貴公子然としたソハはかっこいいが、どこか寂しげ。否応なく愛子たちもソハが“遠い世界の人”であることを突きつけられる。何よりもソハ自身が2人との間に強固な壁を作っていて、取り付く島もなかった。
日本に戻った愛子は、快を貶めようとする本澤(岸谷五朗)と相楽(森崎ウィン)への反撃を開始。彼らが裏で手を組んでいる証拠集めに奔走する。だが、留美子(宮澤エマ)が良かれと思って事務所に仕掛けたボイスレコーダーが本澤に見つかってしまうのだ。
この件から手を引くか、事務所を去るかの二つに一つの選択を迫られた愛子は迷わず後者を選ぶ。愛子が弁護士になったのは、困っている人を“ため息”から救うため。
たとえ自分のキャリアを投げ打ってでも、窮地に追いやられながら動物のために一生懸命働く快や病院のスタッフを助ける。「その信念だけは曲げられません」と毅然とした態度で本澤に告げた愛子からは、弁護士としての矜持が滲み出ていた。
そのことを留美子から聞かされた快は、愛子に小石を贈る。そこで思い起こされるのが、第1話における快の台詞だ。「恋は錯覚」として切り捨てる愛子に快はこう反論する。
「惹かれ合うのは動物的には本能。種を繁栄させるためにゴリラはドラミングをし、タンチョウヅルは踊り、アデリーペンギンは小石を贈る」
つまり愛子に小石を贈ったのは、快なりの精一杯の愛情表現だった。愛子を思うたびに、心配で痛くなる心臓。その痛みの正体が“恋“だとようやく気づけた快は愛子に異性として好意を抱いていることを告げ、優しく抱きしめる。愛子にとっても快は初恋の相手で、今もつい考えてしまう人。つまりは両思いだが、不器用すぎる2人の恋はやはり一筋縄ではいかない。
ようやく想いが通じ合った2人の仲を引き裂くのは相楽だ。この頃、しろさき動物病院は経営難から数人のスタッフと機材を手放さなければならない状況に追いやられていた。そんな中、脊髄空洞症の症状が疑われる保護犬が運び込まれてくる。
診断の確定にはMRIが必要だが、すでに手放した後。他の病院で診てもらうには高額な費用が必要となる。追い詰められた快に、相楽が無料で保護犬を預ると名乗り出るのだ。
そのタイミングでようやく本澤と相楽が裏で繋がっている証拠を見つけた愛子は、「刑事告訴するにあたって相楽に貸し借りをつくらないように」と快に助言する。しかし、目の前の動物を救いたい一心で快はそれを拒否。快は快で獣医としての信念から行動したまでだが、言葉足らずが原因で自分のために戦ってくれている愛子を一人にしてしまう。
そんな愛子を救ったのが、ソハだった。風が吹いたり、蝶々がとまったり、虹が出たり……。ソハは関係が変わるのに必要なのは、そういう“ほんのちょっとした何か”だと語っていた。韓国にいる間も愛子や快のためにできることを模索していたソハは、空にかかった虹に背中を押されたのだろう。
個人事務所を設立するも、不安で押し潰されそうな愛子の前にソハは現れる。「やっぱり愛子さんはかっこいい」とソハに鼓舞された愛子の瞳の揺れが印象的だった。幼い頃から散々人に強いと言われ、一人で頑張るしかなかった愛子。でも、本当はそんなに強いわけじゃないことをその瞳が物語っている。
愛子を包み込むように抱きしめたソハが大きな傘のように見えた。いつだってソハは、愛子に降り注ぐ雨をそっとしのいでくれる。孤軍奮闘する愛子にとって、「戦うよ、一緒に」というソハの言葉はどれほど心強かったことだろう。
視聴者もソハのこの行動に完全に心を持っていかれたようで、SNSでは「ソハ、登場が王子様すぎ」「惚れてまうやろーっ」「心が弱ってる時に…そんなのキュンしない訳ないじゃん!!」「こんな現れ方したら完全恋に落ちるんですけど…」「私が愛子なら、迷わずソハを選ぶわ」と絶賛の声が相次いだ。
第9話の視聴はこちらから
最終回の予告編はこちら
『初恋アンダーDOGs~負け犬と初恋~』の視聴はこちらから
愛子や快を守るため、辛い決断を下したソハにSNSでは「幸せになって」の大合唱が巻き起こっている。
第7話では、愛子と快の距離が急接近。ラストで愛子が見せた大胆すぎる行動に、視聴者は衝撃を受けつつも新鮮味を感じたようだ。
第6話では、ソハの姉ソヨンが来日。愛子×快×ソハの三角関係に波風を立てた。 そんな中、思い切った行動に出たソハへの視聴者の好感度が急上昇している。
第5話では、快の愛犬・将軍をめぐる争いがついに決着。それと同時に、愛子×快×ソハの三角関係が本格化する兆しが見えてきた。
第4話では、快の家にソハが押しかける形で同居生活がスタートする。その中でソハの抱える孤独が明らかに。ナ・イヌが表現するソハの愛らしさと切なさに多くの視聴者が胸を掴まれた。
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