『初恋DOGs』清原果耶は思慮深くて温かい役が似合う 愛子の奮闘で将軍をめぐる争いがついに決着した第5話
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『初恋DOGs』清原果耶は思慮深くて温かい役が似合う 愛子の奮闘で将軍をめぐる争いがついに決着した第5話

2025.07.30 00:00

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『初恋DOGs』(TBS系)第5話では、快(成田凌)の愛犬・将軍をめぐる争いがついに決着。それと同時に、愛子(清原果耶)×快×ソハ(ナ・イヌ)の三角関係が本格化する兆しが見えてきた。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

快と将軍が一緒に暮らせるように計らったことが原因で、ウロアグループから縁を切られたソハ。さらに2人で将軍を守るために、快とソハは同居生活を始めた。

改めて整理すると、ソハの祖母は将軍、もといロッキーの世話をする人に500億ウォンを相続するという遺言を残している。それに基づけば、その大金は将軍と暮らしている快とソハに入るわけだが、彼の家族が納得するはずもなかった。

ソハの兄・ソジン(チャ・ハギョン)は将軍を連れ戻し、自分が飼い主になると主張。双方で話し合いが行われることになり、愛子が所属する法律事務所はウロアグループ側につくことに。愛子は所長の本澤(岸谷五朗)から、快もしくはソハが飼い主として不適切とする証拠収集を依頼されるのだ。

『初恋DOGs』第5話
(C)TBS

愛子の両親はすでに夫婦関係が破綻しているが、母・千佳子(坂井真紀)は経済的な理由から愛のない生活を続けている。他にも離婚には様々なハードルがあり、パートナーと別れたくても別れられない人も多い。愛子はそんな人たちを助けるために離婚訴訟を専門とする弁護士になった。

それなのに、出会ったばかりとはいえ、愛犬・サクラの命の恩人である快やいつも自分を気にかけてくれるソハを相手にスパイのような行為をすることに躊躇う愛子。

人の役に立ちたいという望みと、お金を稼ぎたいという欲の狭間で揺れる感情は誰もが共感できるものではないだろうか。愛子はドライな人に思われがちだが、思慮深くて根は温かい。そういう役が清原果耶は似合う。

『初恋DOGs』第5話
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迷いに迷った末、愛子は将軍の管理権と遺産を切り離すことをウロアグループ側に提案する。つまり将軍はソハと快が共同で飼育し、500億ウォンはソハの家族が相続するということ。そうすれば、結果的に双方の望みが叶う。ソハの兄姉は心の底から納得しているわけではなさそうだったが、愛子の提案通りに話はまとまった。

また、愛子は「白崎さんと将軍の絆は本物」「今、間違いなく将軍は幸せです」と、本当に自分が飼い主に相応しいのかどうかと悩みながらも将軍に愛情を注ぐ快を肯定。ソハのことを見下している兄姉には、「ソハさんなりに一生懸命働いて、将軍と暮らしています」と報告するのだ。その言葉に快とソハはどれほど救われたことだろう。

『初恋DOGs』第5話
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さらに言えば、愛子はウロアグループにも利がある形で問題を解決することで、「ウロアグループの信頼を得て、次はアジアに進出する」という本澤の大きな野望も叶えようとしたのではないだろうか。

誰もが得する解決策を生み出した愛子の弁護士としての敏腕さ、そして温かみに視聴者からは「快、ソハ、将軍、みんなの幸せを考えた愛子の提案」「愛子さん、良い人過ぎる」「愛子ちゃんナイス」「ソハと快を守ってくれてありがとう!」と賞賛の声が上がった。

だが、愛子の思いは本澤には伝わらず、「君は上に行く気がないようだ」と突き放されてしまう。司法浪人時代には古い4畳半のアパートで貧乏生活を送っていたという本澤。上昇志向が強いのは苦労人ゆえであり、彼もまた単なる悪役ではないのだろう。

『初恋DOGs』第5話
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さて、将軍をめぐる争いに決着がついたところで、次は愛子をめぐる争いが勃発しそうな予感だ。現時点では、愛子の恋の矢印は快に向いているが、快は愛子とソハの仲を邪推している。そんな快に愛子はソハの「素直は素敵」という言葉に従って自分の思いを打ち明けるのだった。

「私の初恋は白崎さんです。今、つい考えてしまうのは白崎さんのことです。明日も多分。サクラを見たら将軍を、そして白崎さんのことを思い出します。昔も、今も、これからも」

その突然の言葉に快は虚をつかれたような表情を見せる。「俺は…」という言葉の続きが気になるところだが、快はソハが愛子に恋心を抱いている可能性がある限りは、告白を受け入れることはできないのではないだろうか。

『初恋DOGs』第5話
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なぜなら、快は三角関係に苦い思い出があるから。学生時代、優香(深田恭子)が愛犬を亡くして家を飛び出したと聞き、大学まで探しに行った快。しかし、優香を見つけることはできなかった。

「私のこと、好きだった?」という優香の質問に、快は「好きだったよ」と答える。おそらく優香も快に恋心を寄せていたのではないだろうか。けれど、かつて「本当に好きな人を選べなかった」と語っていたように、優香が選んだのは快ではなかった。

『初恋DOGs』第5話
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辛い時に快よりも先に自分を見つけてくれて、その胸に縋った相手は相良(森崎ウィン)だ。現在は大手動物病院の院長を務める獣医師で、起業家としても活動。大学時代の快の親友であり、因縁の相手でもある。

その第一印象は「胡散臭い」だった。獣医というよりセールスマンの雰囲気があり、ギラギラとした野心に満ちている。大学時代にも「卒業したら一緒に動物病院を開く」という快との約束を反故にし、共に集めた共同資金やスタッフも持ち逃げしたという相良。

そんな過去もなかったかのように、相良は快が快の念願である動物保護施設の改装資金を全額寄付する代わりに、しろさき動物病院を自分に売ってほしいという話を持ちかけるのだった。次から次へと厄介ごとに巻き込まれる快をまた救うのは愛子なのだろうか。


第5話の視聴はこちらから

第6話の予告編はこちら

『初恋アンダーDOGs~負け犬と初恋~』の視聴はこちらから

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