『西園寺さんは家事をしない』最終回、一緒にいることにこだわった3人の結末に視聴者から絶賛の声
ここまで偽家族として生活してきた3名が出した、“らしさ”溢れる結末に絶賛の声が寄せられた。
松本若菜が主演を務めるTBS火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』の第4話が7月30日に放送。第4話では、松村北斗(SixTONES)演じる楠見の娘・ルカ(倉田瑛茉)のトラブルをきっかけに、主人公・西園寺一妃が“普通の家族”であろうと奮闘する回に。視聴者の涙を誘った。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
楠見のことが好きかもしれないという気持ちを拭いきれない西園寺。
ここからキュン展開が始まるかと思いきや、西園寺はまさかの逆の行動に。「恋をしてしまったら偽家族が成立しないのでは?」と幼馴染の洋介(塚本隆史)と陽毬(野呂佳代)から指摘されたこともあり、「この気持ちは恋ではない」と自分に言い聞かせる。
そんな中、保育園ではルカが友達のマリちゃんにボールをぶつけ、喧嘩をしてしまうというトラブルが発生。その理由は「大家さんが迎えに来るだなんて、普通じゃないよ。変だよ」と言われ、笑われたからだとルカは西園寺に話す。西園寺は「(パパには)内緒にして」とルカに言われたこともあり、この問題に1人で正面から挑もうと心に決めたのだった。
そこで西園寺は、ルカの誕生日に保育園の同級生とその保護者を招きパーティーを開催することを企画。慣れない調理に悪戦苦闘するも、かたくなに楠見の力を借りようとしない。それはいつしか「やりたいこと」が「やらなきゃいけないこと」に変わってしまい、疲弊して家を出て行った西園寺の母の姿と重なっていくことになってしまった。
そんなタイミングで、保育園でルカがトラブルを起こしたということを知った楠見は「西園寺さんが躍起になってパーティーの準備をしていることと関係があるんじゃないか」と指摘。すると西園寺は「私たちが普通じゃないのって、主に私でしょ?」「私が楠見くんとルカちゃんにくっついている、それが変なんだよ」と本音を吐露。
しかし、楠見は折れない。これを聞いた上で「それは“やりたい”ではなくて、”やらなければいけない”ではないでしょうか?」と問いかける。少し前まで“やらなければいけない”に縛られていた楠見。そこから解放された今だから“やりたい”と“やらなければいけない”をきちんと判別できるようになったのではないかと感じさせられた。
さらに、ふとしたことからトラブルの相手・マリの母親や他の園児の親たちと交流を持つようになった西園寺と楠見。2人の関係を説明すると保護者たちは「説明されても、正直よくわからないんですけど」と前置きした上で、各々が実は娘と血が繋がっていないことや、母親が単身赴任しており男手ひとつで育てていること、パートナーが女性であることを明かした。
結局のところ、楠見も西園寺も仮想の“普通の家族”に縛られていただけなのだ。それはきっと家族に限ったことだけではない。私たちが“普通”、“普通じゃない”と判断してしまう事柄の大半はもしかしたら大半は思い込みなのではないか、そう思わされた瞬間だった。
結果として、ルカの誕生日は大成功。
しかし、最後の最後にもう1つトラブルが発生する。それは楠見と西園寺が仲良くしている姿を見て、ルカがママの居場所、楠見の隣というポジションを西園寺が奪ってしまうのではないかと泣いてしまったことだ。これには多くの視聴者もSNSで「ルカちゃん不安なんだね」と共感。
「西園寺さん、パパのこと好きにならないで」というルカの切実な思いに、西園寺は自分の恋心を払拭できるのか。今後の見どころとなりそうだ。
第4話の視聴はこちらから
第5話予告編はこちらから
ここまで偽家族として生活してきた3名が出した、“らしさ”溢れる結末に絶賛の声が寄せられた。
岩崎愛奈プロデューサーに、心に残っている出来事や最終回に向けた視聴者へのメッセージを聞きました!
主人公・西園寺一妃は楠見に別居することを提案するが、別居を決意した理由が嘘だと判明し、物語は急展開を迎えた。
第9話では、主人公・西園寺一妃がYouTuber・カズト横井に別れを告げる。それを受けての横井の奮闘ぶりに心を揺さぶられる展開となった。
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