『西園寺さんは家事をしない』第10話、風変わりな告白後の静寂が意味するものとは?
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『西園寺さんは家事をしない』第10話、風変わりな告白後の静寂が意味するものとは?

2024.09.11 14:00

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松本若菜が主演を務めるTBS火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』の第10話が9月10日に放送された。主人公・西園寺一妃は父と同居するために、楠見(松村北斗)に「この家を出ていってほしい」と告げる。しかしその理由が楠見に嘘だとばれ、物語は急展開を迎えた。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

『西園寺さんは家事をしない』第10話
(C)TBSスパークル/TBS (C)ひうらさとる/講談社

第9話は、西園寺が楠見に「家から出ていってほしい」と告げたシーンで終了したが、今回、西園寺は父の骨折を理由に、自宅での父との同居を決めたと説明した。

これを聞いた楠見は、やむを得ない事情だからと理解し、すぐに出ていくよう手配を始める。

しかし、楠見の本心は「助かった」というものだった。

『西園寺さんは家事をしない』第10話
(C)TBSスパークル/TBS (C)ひうらさとる/講談社

それは、叶わぬ恋の苦しみからの解放。……というよりも、亡き母を思い出して、泣きじゃくる娘・ルカ(倉田瑛茉)のことを考え「妻以外の誰かとうまくいこうとは思っていない」という気持ちからだった。

そのため、楠見は気持ちを西園寺に伝えようとはしない。

しかし、西園寺が楠見に「出て行ってほしい」といった理由が嘘であると判明し、状況が一変。

「どういうことか説明してもらってもいいですか?」と楠見は詰め寄る。さらに、鈍感な彼は、西園寺と横井(津田健次郎)が別れたことにも気づかず、ふたりの同居のために、自分が追い出されると思い込んでいた。

『西園寺さんは家事をしない』第10話
(C)TBSスパークル/TBS (C)ひうらさとる/講談社

ここからふたりの口論はヒートアップ。お互いの性格を言い当てるなかで、西園寺は「私には楠見くんを語る権利がある!だって、私は楠見くんのことが好きだから」と勢いのままに告白。これを聞き、楠見も「僕だって、西園寺さんが好きです!」と返答。しかし、西園寺「違う!おお!?」と驚きの声を上げる。

これまでにも数々の胸キュンシーンが誕生した火曜10時枠で、ここまで笑える告白シーンがあっただろうか。お互いの思いを伝え合った後の「お!?」と目を丸くする反応は、なんてコミカルなんだと思ってしまった。

しかし、その後で静寂が訪れる。お互いに同じ気持ちを抱きながらも「でも……」この恋が成就しても良いのだろうかという葛藤が、ふたりの間に生まれていた。ゆっくりと歩きながら初めて手を繋ぐが、西園寺宅が見えた時にはルカを思って手を離す。

ここで流れる主題歌BUMP OF CHICKENの「strawberry」の歌詞、<ああせめて離れたくない こぼれ落ちる前に 受け止めさせて ひとりにしないで>という歌詞がマッチ。

『西園寺さんは家事をしない』第10話
(C)TBSスパークル/TBS (C)ひうらさとる/講談社

ルカを含めた3人の関係がどうなるのか。ラストにはルカの家出騒動も。いよいよ次週は、最終回。この2人、いや3人と1匹から最後まで目が離せない。


第10話の視聴はこちらから

最終回の予告編はこちらから

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