『9ボーダー』川口春奈“七苗”が胸に秘めた思いに涙…松下洸平“コウタロウ”とのすれ違いが切なすぎる
第9話では、コウタロウが記憶を失う前の人生、柴田悠斗として家族のいる神戸へと帰るところからスタート。コウタロウと七苗の恋の行方が気になる展開に。
川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』の最終回が21日に放送。最終回では、七苗(川口春奈)、六月(木南晴夏)、八海(畑芽育)の恋がそれぞれ進展。多くの名言を生み出し、物語は幕閉じた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
まず六月は、第9話で、朔(井之脇海)からプロポーズされ喜ぶも、最終回ではそのプロポーズを断るところからスタート。これから自分の夢を追うためニュージーランドに行く朔に「私に縛られないで、自分のやりたいことに専念して」と指輪を返した。
その真意は「ニュージーランドには一緒に行けない、だったら結婚する意味ない。このまま離れたほうがお互いのためだから」とのこと。これに対し、七苗は「答えは0か1かじゃないよ」とアドバイス。
しかし、六月は「幸せって、なに?」「ひとりじゃ幸せになれない?誰かといるのが幸せ?(私は)誰かといても幸せになれなかったし……」と本音を吐露。これを聞き、バルの店主・あつ子(YOU)は「私は私のままでいい、そう思えるってことじゃない?」と回答。これを聞き、六月は再び朔に会いに行った。
そこで朔から「やっぱり受け取ってもらえませんか?」と指輪を渡された六月は「じゃあ、間を考えない?離れていても付き合う、お互いの国を行き来する」と2人にとって“今のままでいい”と思える考えを提示。
これを聞いた朔は「なら、僕は必ず六月さんのところに戻りますね!」と堂々の宣言。「望むところ!」と指輪をつけて見せながら話す六月も込みで、微笑ましいシーンだった。1週間後、すぐに帰ってくると宣言する朔はやはり大型犬のような愛らしさがある。こんなに真っ直ぐで素直な男性、好きになって当然だ。そう思ったのは筆者だけではないだろう。
そして八海は一度告白するも、成立しなかった陽太(木戸大聖)から「俺は、俺のままでいい。八海はいつもそう思わせてくれる」と言い、クリスマスプレゼントを渡される。
これを聞き、八海は「こんなのもらったら、勘違いするよ?」と笑顔を浮かべた。陽太も満更でもない様子で2人の距離は明らかに縮まった。それ以降のシーンも、2人は友達以上恋人未満な絶妙な距離感。どうか、このまま2人の恋が成就してほしい。そう願わざるを得なかった。
そして七苗だ。
前回、コウタロウこと柴田悠斗(松下洸平)から「俺は……こっちの生活に戻ろうと思う」と告げられ終了した七苗の恋。
しかし、覚悟を決めたのも束の間、コウタロウの結婚は破談になってしまった。その理由は婚約者・酒井百合子(大政絢)がウェディングドレスの試着に行った時のこと。「あなたはもう、私の知っている悠斗さんじゃないって。そばにいるのが私でごめんね?そう思い続ける生活はやっぱり無理」と百合子から真っ直ぐとした目で伝えられたのだ。
さらに、それを聞いた陽太はコウタロウに会いに行ったという。そこで陽太は「いいか、一度だけ聞く。いいのか?このままで」と質問。それに対して、コウタロウは「毎日、ここにいなきゃっていう理由をいくつも考える」「全部を捨てることはできない」「なな、毎日思っているよ」と発言。
それを伝えた上で、陽太は七苗に「お前はどうなんだ?」と問いかけた。これを聞き、七苗は一瞬考えるも、話を逸らす。だが、直後に自分の20代ラストイヤーを語る上ではコウタロウのことは抜きにできない、「忘れるなんて無理」と気づく。
そんなタイミングで「会いたいです」「あの場所で」とコウタロウから連絡が入った。そこで、会いに行き「よかったら、一緒に(誕生日を)お祝いしてくれませんか?」と七苗。これを聞いて「そんなのいくらでも」とコウタロウ。2人の恋は再び動き出したのだ。
特に微笑ましかったのは、肌寒そうな服を着ている七苗にすっとコートをかけるシーン。そして七苗はそのコートを着たまま大庭家へと戻ると、待っていたみんなが一瞬にしてぱっと顔が明るくなるシーンは微笑ましいものがあった。
19歳、29歳、39歳……いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー“9ボーダー”の3姉妹を軸に描かれた本作。たしかに次の10年への不安、このままでいいのかと感じさせ、視聴者にも生き方や幸せを考えさせることが多かったが、終わりよければすべて良し。
幸せとは、何かに対して完璧であることではない。「私は私のままでいい」と思えることだと気づかせてくれたドラマだった。
毎週、温かな気持ちにさせてくれた大庭家。9ボーダーという年齢にとらわれず、またどこかで会えないだろうか、今はその気持ちで溢れている。
最終回はこちらから
公式サイトはこちら
川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』の最終回が21日に放送。最終回では、七苗(川口春奈)、六月(木南晴夏)、八海(畑芽育)の恋がそれぞれ進展。多くの名言を生み出し、物語は幕閉じた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
まず六月は、第9話で、朔(井之脇海)からプロポーズされ喜ぶも、最終回ではそのプロポーズを断るところからスタート。これから自分の夢を追うためニュージーランドに行く朔に「私に縛られないで、自分のやりたいことに専念して」と指輪を返した。
その真意は「ニュージーランドには一緒に行けない、だったら結婚する意味ない。このまま離れたほうがお互いのためだから」とのこと。これに対し、七苗は「答えは0か1かじゃないよ」とアドバイス。
しかし、六月は「幸せって、なに?」「ひとりじゃ幸せになれない?誰かといるのが幸せ?(私は)誰かといても幸せになれなかったし……」と本音を吐露。これを聞き、バルの店主・あつ子(YOU)は「私は私のままでいい、そう思えるってことじゃない?」と回答。これを聞き、六月は再び朔に会いに行った。
そこで朔から「やっぱり受け取ってもらえませんか?」と指輪を渡された六月は「じゃあ、間を考えない?離れていても付き合う、お互いの国を行き来する」と2人にとって“今のままでいい”と思える考えを提示。
これを聞いた朔は「なら、僕は必ず六月さんのところに戻りますね!」と堂々の宣言。「望むところ!」と指輪をつけて見せながら話す六月も込みで、微笑ましいシーンだった。1週間後、すぐに帰ってくると宣言する朔はやはり大型犬のような愛らしさがある。こんなに真っ直ぐで素直な男性、好きになって当然だ。そう思ったのは筆者だけではないだろう。
そして八海は一度告白するも、成立しなかった陽太(木戸大聖)から「俺は、俺のままでいい。八海はいつもそう思わせてくれる」と言い、クリスマスプレゼントを渡される。
これを聞き、八海は「こんなのもらったら、勘違いするよ?」と笑顔を浮かべた。陽太も満更でもない様子で2人の距離は明らかに縮まった。それ以降のシーンも、2人は友達以上恋人未満な絶妙な距離感。どうか、このまま2人の恋が成就してほしい。そう願わざるを得なかった。
そして七苗だ。
前回、コウタロウこと柴田悠斗(松下洸平)から「俺は……こっちの生活に戻ろうと思う」と告げられ終了した七苗の恋。
しかし、覚悟を決めたのも束の間、コウタロウの結婚は破談になってしまった。その理由は婚約者・酒井百合子(大政絢)がウェディングドレスの試着に行った時のこと。「あなたはもう、私の知っている悠斗さんじゃないって。そばにいるのが私でごめんね?そう思い続ける生活はやっぱり無理」と百合子から真っ直ぐとした目で伝えられたのだ。
さらに、それを聞いた陽太はコウタロウに会いに行ったという。そこで陽太は「いいか、一度だけ聞く。いいのか?このままで」と質問。それに対して、コウタロウは「毎日、ここにいなきゃっていう理由をいくつも考える」「全部を捨てることはできない」「なな、毎日思っているよ」と発言。
それを伝えた上で、陽太は七苗に「お前はどうなんだ?」と問いかけた。これを聞き、七苗は一瞬考えるも、話を逸らす。だが、直後に自分の20代ラストイヤーを語る上ではコウタロウのことは抜きにできない、「忘れるなんて無理」と気づく。
そんなタイミングで「会いたいです」「あの場所で」とコウタロウから連絡が入った。そこで、会いに行き「よかったら、一緒に(誕生日を)お祝いしてくれませんか?」と七苗。これを聞いて「そんなのいくらでも」とコウタロウ。2人の恋は再び動き出したのだ。
特に微笑ましかったのは、肌寒そうな服を着ている七苗にすっとコートをかけるシーン。そして七苗はそのコートを着たまま大庭家へと戻ると、待っていたみんなが一瞬にしてぱっと顔が明るくなるシーンは微笑ましいものがあった。
19歳、29歳、39歳……いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー“9ボーダー”の3姉妹を軸に描かれた本作。たしかに次の10年への不安、このままでいいのかと感じさせ、視聴者にも生き方や幸せを考えさせることが多かったが、終わりよければすべて良し。
幸せとは、何かに対して完璧であることではない。「私は私のままでいい」と思えることだと気づかせてくれたドラマだった。
毎週、温かな気持ちにさせてくれた大庭家。9ボーダーという年齢にとらわれず、またどこかで会えないだろうか、今はその気持ちで溢れている。
最終回はこちらから
公式サイトはこちら
第9話では、コウタロウが記憶を失う前の人生、柴田悠斗として家族のいる神戸へと帰るところからスタート。コウタロウと七苗の恋の行方が気になる展開に。
第8話では、コウタロウ(松下洸平)の過去が一気に明らかに。今「コウタロウ」として生きている彼は、過去の自分を知り、この先をどう生きるのか──。
第7話では、家族の問題が一件落着。3姉妹の恋が再び動き出し、松下洸平演じるコウタロウの振る舞いに心が揺さぶられ、木南晴夏演じる六月の一言に共感の声が集まった。
第6話では、行方不明だった父・五郎(高橋克実)が謎の多い少年・品川九吾(齋藤潤)を連れて登場。離れて暮らしていた母親の思いについて考えさせられる回だった。
第5話では、未来のために決断をした大庭3姉妹が行動を開始。それぞれの恋が大きく動き出し、胸キュンシーンが光った回だった。
ほこ美の決死の告白を「付き合う必要ある?」と曖昧にごまかしていた海里だったが、その心境にも変化が訪れて…。2人の恋がついに動き出す、ドキドキの第6話をレビュー!