『くるり~誰が私と恋をした?~』ラストまで“くるり”し続けた記憶に残る最終回、SNSでも納得の声
最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』の第3話が23日に放送された。第3話では主人公・緒方まこと(生見愛瑠)が、指輪職人としてのキャリアをスタート。朝日(神尾楓珠)、律(宮世琉弥)、公太郎(瀬戸康史)は、それぞれの方法でまことと距離を縮めていた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
やる気満々で指輪職人となったまことだったが、想像以上に不器用で、指輪職人の杏璃(ともさかりえ)からOKの出る作品がなかなか作れずにいた。さらには、がむしゃらに練習に打ち込むも「作業が雑になっているから休むように」と言われる始末。
そんな中、まことが向かったのは“元カレ”公太郎(瀬戸康史)のもとだった。落ち込んだ時、うまく行かない時に頼りたくなるのは、やはり自分を熟知しているはずの“元カレ”なのだろう。視聴者から見ても「優勝している!」「キュンキュンする」と一歩リードしている公太郎だが、まことにとってもそうであることを確信したシーンだった。
そんな公太郎も公太郎で、期待を裏切らない。自分の状況を相談したまことに「下手なヤツが食事も取らないでやってても、下手に磨きがかかるだけ!」とピシャリ。厳しい言葉に聞こえるが、愛を感じるのは発言しているのが公太郎だからなのだろうか。
そこに重ねて「あと、手。何度も洗うならハンドクリーム塗らないと道具も持てなくなる」と言って、まことの手にハンドクリームを塗布。ハンドクリームを渡すのではなく、塗る……いやいや、こんなの好きになってしまう!SNSでも「今のなに!?」「塗った!?」と困惑しつつ興奮した反応が見受けられた。
決して甘いセリフを言うわけではないが、キュンキュンさせる行動を自然ととってしまう公太郎。つくづく罪な男である。
また今回、朝日と律もそれぞれの方法で急接近。
律はまことに会うためリングショップをサプライズ訪問。教えていないはずの職場に現れた律に、まことは少し怯えるような表情をした。しかし、その場で“例のリング”をはめると、まさかの律の指にもシンデレラフィット。公太郎、朝日に続き、3人目の指輪がピッタリとハマる相手が登場してしまったのだ。
それゆえ、まことの中でも「もしかしたら?」という思いが少しは湧くのだが、律はまことが記憶を失った後で出会い、「俺、初めてしちゃった。一目惚れ」と告げてきた相手。果たして、まことは律のことをどう思っているのか。
視聴者としては会社の花見で、律が“うさぎの着ぐるみ姿”をしていたことを知ってしまった以上、彼を疑わざるおえないが……。今後も律の動向は見逃せなさそうだ。
一歩リードの公太郎、ぐいぐいアプローチする律、頼れる男友達・朝日……筆者の中での現段階のイメージはこうだ。それゆえ、物語の終盤で朝日が、まことの目を見つめ「好きだな」ってと笑顔で伝えるシーンは、不意打ちすぎてキュンとした。
しかし、まことは「よかった!私もこれ、めっちゃ好き」とバナナドーナッツのことだと解釈した。朝日も相変わらず、ぐっと距離を縮めることはしないため、その件はそこで終了した。
ただ、ゆっくりとまことに寄り添いながら、彼なりのペースでまこととの距離感を縮めようとするのは朝日の良さであると確信したシーン。SNSでも「朝日いいな」「今のシーンで朝日派になった…」との声が見受けられた。
正直なところ、3話の時点ではまだまだ3人とも怪しいと思ってしまうのが本音。ここから「この人が本命だ!」とまことが確信するのはいつのことか、恋の行方、そしてまことの自分探しの行方を見守っていきたい。
第3話の視聴はこちらから
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最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
第10話では、律と付き合っていた頃の記憶を思い出したまことが、律と公太郎との狭間で揺れ動く切ない回に。
第9話では、まこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がデートへ。まことが自分の思いを確信したところで、謎が多い律(宮世琉弥)との記憶がよぎり、印象が“くるり”とするような内容だった。
第8話では、まこと(生見愛瑠)にとって良い友達だった朝日(神尾楓珠)が恋の相手として急接近。朝日の良さが光った回だった。
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