『やぶさかではございません』第11話 ‘松村沙友里’麻衣から学ぶ恋の仕方 「理想」が恋愛を遠ざけているのかもしれない
上下亮に誕生日をお祝いしてもらった不思議麻衣。上下の家で食事を摂り、イチャイチャして同じベッドで眠る……という幸せな1日を過ごした。 上下は上下で、麻衣と過ごす時間に幸せを感じていた。こんな幸せな時間を毎日過ごしたい……そこで上下は麻衣に同棲を提案する。
松村沙友理が主演を務めるドラマNEXT『やぶさかではございません』が4月2日からスタートした。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信されている。
サイレントカフェ「アサガオ」で働く不思議麻衣(松村沙友理)。同僚の上下亮(駒木根葵汰)から提案された「互いに観察し、ダメなところを指摘し合う」ということをきっかけに距離が縮まっていく。
そんなある時、恋愛のトラウマを作った張本人である元カレと遭遇してしまう。彼の心ない言葉に傷つく麻衣に、上下はそっとキスをする。
突然のキスに麻衣は上下を意識せざるを得なくなり……。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
麻衣はキスをされ、その場からとっさに逃げ出してしまう。当然の行動かもしれない。おまけに、麻衣にとってはファーストキスだったことが発覚。
しかし、キスをきっかけに麻衣は改めて上下について考える。観察してきたからこそ、彼がどういう人なのかはよく分かっている。上下がいい加減な男性ではないこと、戯れでキスをするような人ではないことも。上下ときちんと向き合うことを決意した麻衣だったが、肝心の上下がお休み。どうやら、麻衣にフラれたと思って体調不良になっているのだ。かわいすぎる。あんなに完璧そうなのに……そういうところも愛らしいポイントかもしれない。
向き合うどころ、会うこともできない麻衣は、お見舞いに行く「アサガオ」の店長・各自(東根作寿英)についていくことに。
気を利かせた各自のおかげで、部屋でふたりきりになる上下と麻衣。観ているこっちが緊張してしまうようなシーンだ。頼むから、想いがすれ違ったりしませんように……と願ってしまったが、まずは、上下が突然キスをしたことを謝るところからスタート。こういう謝罪、大事だ。
そうして、ポツポツと互いの気持ちを伝え合っていくふたり。
想いの大きさに多少の差はあるかもしれないが、互いに想い合っているのだから、話さえすれば問題はない……が、麻衣のほうが付き合うことについては待ったをかける。
原因は学生時代の元カレだ。付き合ったはいいものの、軽い扱いを受けたことにショックを受けていた麻衣。上下がそんなことをする人ではないのは分かっていても、一歩が踏み出せない。傷つけられたのはずっと昔のことだけれど、恋愛に関する傷というのはなかなか完治しなさそうだ。
なにせ、10代から20代にかけては恋愛に関するできごとが何かと多い。カサブタになったころに、些細なことでも傷つき、また痛々しく血を流すような……。想像しているよりも、恋はいつも身近にあるのだ。
麻衣の言葉に上下は「もう簡単には諦められないくらい、不思議さんのことが好きだから待つよ」と言う。ここで「やっぱり今すぐ付き合ってください」と言わなかった麻衣はやっぱり傷が深いんだろうな、と思う。自分が麻衣だったら、と考えると「付き合います」と言ってる。
こうなると、もう上下は熱烈アタックモードだ。麻衣は恋人から自分が軽い存在として扱われることを恐れている。それならば、上下としては「そんなことないよ!」と言動で示していくしかない。が、今の彼の中には溢れんばかりの愛がある。
「名前で呼んで」とおねだりするし、帰り際におでこにキス。どうしてこんなことをサラッとできるのに、恋愛がうまくいかないのか……いやできるからこそ、うまくいかないのか……。麻衣に名前を呼ばれたことをひとり噛み締めているし、ギャップが激しくてかわいい。
上下に心を揺り動かされっぱなしの麻衣は、今はまだまだ戸惑っている様子。おでこにキスでもう膝がガクガクだ。刺激が強いようである。上下はそもそも他人との距離が近いので、恋人同士未満、ぐらいの関係になったらそりゃあもう常にゼロ距離になるのでは?と心配になる。
そして、ここから麻衣は「特大の愛情無双」を上下からされることになるようだが、観ている側としてもドキドキされっぱなしになりそうだ。
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上下亮に誕生日をお祝いしてもらった不思議麻衣。上下の家で食事を摂り、イチャイチャして同じベッドで眠る……という幸せな1日を過ごした。 上下は上下で、麻衣と過ごす時間に幸せを感じていた。こんな幸せな時間を毎日過ごしたい……そこで上下は麻衣に同棲を提案する。
ついに恋人同士になった不思議麻衣と上下亮。デートもして、ふたりの仲は深まっていくばかり……のはずだが、そこに現れたのは上下の元カノの綾。元カノと今カノの対面、本来ならば修羅場の予感だが……。
観ている側がもだもだしてしまう関係が続く中、「アサガオ」にある女性が現れる。彼女の名前は戸棚千尋(片山萌美)。麻衣の親友だ。千尋はどうやら上下に用があるようで……。
恋人お試し期間になり、想いを伝え合って、良い雰囲気になっているふたりだが、まだ残念ながら正式なお付き合いには至っていない。 それは麻衣の過去の恋愛へのトラウマが影響しているのだが、そうこうしているうちに上下にライバルが現れる。
上下亮に誕生日をお祝いしてもらった不思議麻衣。上下の家で食事を摂り、イチャイチャして同じベッドで眠る……という幸せな1日を過ごした。 上下は上下で、麻衣と過ごす時間に幸せを感じていた。こんな幸せな時間を毎日過ごしたい……そこで上下は麻衣に同棲を提案する。
最終話では、詩穂、礼子、中谷がそれぞれの遺恨と向き合った。最後は全員が「これが、私の生きる道!」と胸を張って進む大円団を迎え、視聴者からは感動の声が上がっている。
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