『じゃあ、あんたが作ってみろよ』竹内涼真“勝男”が全力不器用男に 夏帆“鮎美”との恋が再び動き出した第9話
第9話では、勝男と鮎美に最大の試練が訪れ、互いの存在に救われる。恋人同士だった頃よりも遥かに自然体で、楽しそうな2人の雰囲気に視聴者から感動の声が上がった。

駒木根葵汰&新原泰佑がW主演を務める水ドラマ25『25時、赤坂で Season2』の最終話が、12月3日に放送された。
迎えた舞台「雨と懺悔」の初日。舞台上には白崎由岐(新原泰佑)、黒木蛍太(夏生大湖)、佐久間はじめ(宇佐卓真)が立つ。客席には山瀬一馬(南雲奨馬)、そして羽山麻水(駒木根葵汰)の姿が。
大成功の初日を終え、俳優としての想いをぶつけ合う白崎と羽山。その後ふたりは、白崎の誕生日を祝うために羽山が予約していたホテルへと向かう。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
今回の物語の大きな核となっていた舞台「雨と懺悔」。最終話の約3分の1の時間が舞台の描写だった。
オーディションからの稽古、白崎の苦悩、なかなか越えられない壁、そして覚醒後の演技を踏まえての本番の演技は、観ている側としても感動するものがある。ここまで仕上げるのにどれだけの悩みと稽古の日々があったのだろうと観ている側も想像せずにはいられない。何より、舞台「雨と懺悔」を実際に観てみたいと思わされるし、さらに新原泰佑が舞台に立つ姿も実際に観たいと思わされてしまう。これは新原の役者としてのパワーとも言えるのかもしれない。
羽山の脳裏にもこれまでの日々が過る。白崎の恋人として、同じ仕事をしている者としても、感じることは多かったはずだ。
初日を終えたあと、ふたりは互いの想いを吐露し合う。
白崎の「ずーっと麻水さんの芝居が好きなんです」「だから麻水さんにも本当にやりたいことをやってほしい」という言葉が印象的。そんな白崎の言葉を受けて、父の小説を原作とした映画の主演を受けることを決意。撮影のためイギリスに行くことを白崎に告げる。そんな羽山の言葉に白崎は噛みしめるように頷く。ただ、イギリスに行っている間は離れ離れになってしまうので、複雑な心がなきにしもあらず、であることは間違いないだろう。
しかし、Season2で、白崎の「羽山と並びたい」という目標はほぼ叶えられたのではないだろうか。時には「先を行かれた」と思うこともあるかもしれない。が、きっと羽山が白崎に対して思うこともあるだろう。これからふたりはそうやって切磋琢磨しながら成長していくに違いない。
それにしても、羽山と白崎の空気を察知し、ふたりきりにしてあげた山瀬が優しい。Season2では要所要所で山瀬の気遣いも垣間見られたのも印象的だった。
舞台初日を終えたあとは、ご褒美とも言える時間が。サプライズで羽山が予約していたホテルへ。これまでの時間を少しでも生まれてしまった隙間を埋めるように求めあうふたり。互いへの愛があふれているシーンは最終回にふさわしく多幸感に満ちていた。
ラストシーンを飾ったのは浜辺でのシーン。
恋人としても、だけれど、「もう一度白崎くんと芝居がしたい」という羽山の言葉はふたりにとって俳優としての目標のひとつにもなるのではないだろうか。羽山と白崎が今度、一緒に作品を作るのだとしたら、どんな物語が良いのだろう、と想像せずにはいられない。
そして羽山の「ありがとね、出会ってくれて」の言葉! それは視聴者側の想いでもあるのではないだろうか。ふたりが出会ってくれありがとう、物語を紡いでくれてありがとう、の気持ちでしかない。
ふたりの物語はまだまだ続くが、一旦、私たちが見られるのはこれまで。再び、どこかでふたりが幸せそうに微笑み合っている姿が見られることを祈って。
最終話の視聴はこちらから
第9話では、勝男と鮎美に最大の試練が訪れ、互いの存在に救われる。恋人同士だった頃よりも遥かに自然体で、楽しそうな2人の雰囲気に視聴者から感動の声が上がった。
勝男の母・陽子が大分から来襲。自分の世話を焼く陽子に、勝男がある思いを伝える。「男は外で稼ぎ、女は家庭を守る」という価値観の下で生きてきた親世代を否定せず、そのアップデートを描いたエピソードが視聴者から大きな反響を呼んだ。
物語も終盤に差しかかり、勝男と鮎美の復縁に関しては視聴者からもさまざまな意見が上がっている。
勝男に鮎美と復縁するチャンス到来!?と思いきや、また新たな関係で出会い直した2人の心温まるやりとりが反響を呼んだ。
勝男のもとに兄・鷹広(塚本高史)が訪ねてくる。鷹広はかつての勝男とそっくりな“昭和脳”男だった。そんな鷹広の「とり天が食べたい」という言葉をきっかけに、勝男と鮎美が同じ台所に立つことに。
第9話では、勝男と鮎美に最大の試練が訪れ、互いの存在に救われる。恋人同士だった頃よりも遥かに自然体で、楽しそうな2人の雰囲気に視聴者から感動の声が上がった。
妻夫木聡主演、夢を追い続けた熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー『ザ・ロイヤルファミリー』第8話をレビュー
波瑠×川栄李奈、正反対の人生を歩んできた2人が「母親なりすまし」で受験に挑む『フェイクマミー』第8話をレビュー
主演映画がクランクインした羽山麻水。しかし、自分自身の感情を役としてぶつける、というところで壁にぶつかっていた。
勝男の母・陽子が大分から来襲。自分の世話を焼く陽子に、勝男がある思いを伝える。「男は外で稼ぎ、女は家庭を守る」という価値観の下で生きてきた親世代を否定せず、そのアップデートを描いたエピソードが視聴者から大きな反響を呼んだ。