『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話、竹内涼真“勝男”と夏帆“鮎美”が正式に破局…ここから復縁はある?ない?
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『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話、竹内涼真“勝男”と夏帆“鮎美”が正式に破局…ここから復縁はある?ない?

2025.11.19 16:00

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『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)第7話では、勝男(竹内涼真)と鮎美(夏帆)が地元に帰省。波乱の両家顔合わせを乗り越え、正式に別れることに。一方、この出来事をきっかけに2人の絆はより一層深まった。物語も終盤に差しかかり、勝男と鮎美の復縁に関しては視聴者からもさまざまな意見が上がっている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話
(C)TBSスパークル/TBS (C)Natsuko Taniguchi/BUNKASHA

地元・大分に帰省し、友人の結婚式に参列した勝男と鮎美。それぞれの席では、自然と結婚や子育ての話題に。よく地方は都会に比べて時間の流れがゆっくりしていると言われるが、案外人生のスピードは地方の方が早い。

鮎美の同僚で絶賛婚活中の佐々木(安藤輪子)や彼氏と別れたばかりの椿(中条あやみ)など、2人の周りには独身も多いが、地元ではすでに小学生の親になっている同級生もいる。

だから、勝男と鮎美が今も付き合っていると思っている両親たちは、結婚はまだかと焦りを募らせていたのだろう。2人のあずかり知らぬところで、勝手に両家顔合わせが決められていた。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話
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2人で小籠包を食べて以来、勝男と鮎美の間にある気まずさは薄れつつある。別れたことを伝えられていない中での両家顔合わせという大ピンチにも、「逆にこれはチャンス!」と一致団結。両親を納得させるため、入念な打ち合わせを重ねる2人のやりとりは夫婦漫才のようで微笑ましかった。

だが、どちらの両親もなかなかに強烈で、本人たちの意思を無視して結婚の話を進める。その勢いに押され、なかなか話を切り出すタイミングが掴めない2人。挙句には鮎美の父・正司(星田英利)が一足遅れて参加し、母・貴恵(しゅはまはるみ)と罵り合いを始める始末だ。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話
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鮎美は不仲な両親と自由奔放な姉・さより(菊池亜希子)に挟まれて育ったがゆえに人の顔色を伺う癖がついた。そのことを勝男に隠してきたのは、「結婚したい彼女の条件は家族の仲が良いことだから」。

例えば、さよりや椿が出演した、1人の男性を大勢の女性が奪い合う婚活サバイバル番組では家族仲の良い女性が最終的に選ばれる傾向がある。仲の良い両親に愛されて育った女性は明るく素直で、理想の家庭を築けるという、全く根拠のない思い込みだ。

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貴恵が「死んでほしい」と思うほどに正司のことを毛嫌いしている具体的な理由は分からないが、おそらく彼女的に勝男は夫と真逆な理想の男性なのだろう。自分が苦労してきたからこそ、鮎美には実家が会社を経営していて、将来安泰な勝男と結婚して幸せになってほしいと願っていることは確か。

それゆえに「どうしようもない子なんです」と娘を下げてまで結婚にこぎ着けようとする貴恵に、「鮎美さんは僕なんかと結婚しなくてもちゃんと生きていける人です。誰かに選ばれなくても自分で立って自分で選べる人です」「どんなことがあっても自分の手でなんとかする。そんな鮎美さんだから、僕は好きになったんです」とキッパリ言い切った勝男はかっこ良かった。

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一方で、鮎美も両親を反面教師にし、ハイスペックな男性と結婚して安定した家庭を築くことにこだわってきた。逆に勝男は両親のような「夫は大黒柱として家族を養い、妻は専業主婦として家庭を守る」という旧来の家庭像に憧れてきた部分があるのだろう。正反対の家庭環境で育ちながらも、たまたま目指すところが同じだったから、2人は結びついたのだ。

もちろん、それが本当に理想なのであれば、誰に咎められるものではない。ただ2人の場合は両親とは関係なく、自分がどうしたいかについて今まで一度も考えたことがなかった。そのことに気づかせてくれたのが、無垢な子供の「なんで勝男はおじいちゃんの真似するの?」「勝男は勝男やろ」という言葉だ。

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結局、別れたことを報告できないまま終わった両家顔合わせの次の日、勝男は鮎美と二番目の兄・虎吉(深水元基)とその家族に会いに行く。虎吉の小学生の娘・真鳥(鷲尾心陽)は性別にとらわれず、お人形遊びよりキャッチボール、スカートよりもズボン、ピンクよりも青と自由に自分の好きなものを選んでいた。

虎吉が実家に寄りつかなくなったのは、ランドセル一つとっても「女の子だから」と真っ先に赤色を選ぶ両親の凝り固まった価値観に真鳥を晒さないため。でも、逆に言えば、勝男の両親もまた上の世代から「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」というジェンダー規範を押し付けられてきたわけであり、本人たちを責めてもどうしようもない。

だからこそ、せめて自分たちの代でその呪いを断ち切ろうと真鳥の意思を尊重し、真鳥が「男のくせに」と口にした時には「男も女も関係ない」としっかり訂正する虎吉たちの姿に感動しっぱなしだった。

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この出会いをきっかけに、「親の真似でも反発でもない親を基準としない自分の感覚を大切にしたい」と思うようになった鮎美。おそらく勝男も同じことを思ったのではないだろうか。それぞれ自分の口で両親に別れたことを報告し、東京へ戻っていく。

これで勝男と鮎美は正式に別れたことになるが、気になるのは今後の展開だ。さまざまな出会いや経験を経て、今まで当たり前だと思っていたものが思い込みや偏見に過ぎなかったことに気づいた2人。ついには結婚という呪縛からも解き放たれたわけだが、ここから彼らが再び結ばれる道は果たしてあるのだろうか。

勝男と鮎美の復縁に関しては、視聴者の意見も「別れてから急成長したかつおと鮎美、めちゃくちゃお似合いじゃん…」「鮎美ちゃんと勝男、復縁してほしい!!」「前回までは勝男と鮎美が最終的に復縁するのかなって思ってたけど、なんかそれぞれの道へ歩いて行くっていうラストもありだなって思った」「この二人、良いパートナーにもなりそうだし、良い友達にもなりそうなんだよな」と二分している。


第7話の視聴はこちらから

第8話の予告編はこちら

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