日曜劇場『キャスター』が最終章に突入した。ある村の山火事をきっかけに、進藤壮一(阿部寛)の過去が明らかに。そして、あの人物がラストに……。
これから本作を楽しむためにも、絶対にチェックしておくべき第8話を振り返っていこう。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
番組プロデューサーである山井和之(音尾琢真)の故郷・芦根村で、大規模な山火事が発生した。芦根村は、原子力関連施設が集中している地域だ。火事が広がったら大変なことになってしまう……。中継には、進藤、崎久保華(永野芽郁)、本橋悠介(道枝駿佑)、戸山紗矢(佐々木舞香)、そして山井が向かうことになった。
そんななか、認知症を患っている山井の父・和雄(山本學)が行方不明に。老人ホームのスタッフが靴につけていたGPSもうまく機能しないらしい。山井は心配しながらも自身の仕事をまっとうする。
炊き出しをしている村人たちにインタビューをするなか、崎久保が近隣に原子力関連施設が多くあることに触れた。すると、近くで作業していた原子力燃料再処理センター長・江上保夫(井上肇)が「今のは誘導尋問だ」、「マスコミの魂胆はみえみえなんだよ」と激怒。進藤も含め謝罪した。
翌日、火災は沈静化。和雄も発見された。再処理センターの前にいるところを江上が見つけたらしい。父が無事でいることに安堵し、号泣する山井に「今度泣いたら、ランドセル買ってやんないからな」と和雄。山井は「きっと、親父の記憶は42、3年前に戻っているんだろうな」とつぶやく。
裸足の和雄が火傷していないことに違和感を覚えた進藤は、和雄が落としたGPSを頼りに山中を散策。そこで、ある洞窟を発見する。和雄がここに来たのは間違いない。だが、江上は、この場所で和雄を見つけたとは言いたくなかった……ここに何が隠されているというのか。
洞窟には扉があり、4桁のダイヤル型の鍵で施錠されていた。そこで、入院中の和雄のもとに出向き、番号を聞くことに。鍵の番号は、43年前に同所で起こった自衛隊機墜落の日と同じ数字だった。再び洞窟に戻るも、進藤の動きを察知した江上が追いかけてきたため、先へは進めなかった。
和雄が深夜に徘徊し、崖から落ちる事故が起きた。何者かに突き落とされたと推理した進藤は、センターにいる江上のもとへ。「もし事故じゃなかったとしたら、その原因はあの洞窟にある」と進藤。突き落としたのは江上ではないか、と突きつけるも、洞窟から助け出したのも江上である。そこに矛盾が生じる──。
なぜ、認知症だった和雄の“43年前の記憶”が戻ったのか、自衛隊機墜落の事故現場が洞窟の近くだったのは偶然なのか。山火事を見て何かを思い出した元センター長の和雄は、墜落現場まで迷いなく洞窟に向かっていた。それはGPSが示している。となると、43年前の記憶を取り戻されたら大変だと思った“誰か”が、和雄を殺そうとしたのではないか。進藤の推理を聞いた江上は狼狽する。
また、センターができる前年の43年前、新聞記者だった進藤の父も自衛隊機墜落の取材でこの村に来ていた。取材後、優しかった父が別人のようになり、自ら命を絶ってしまった。それ以来、進藤は何度もこの村に足を運んだというが……。
一方、週刊誌から「進藤に関する記事が出る」とJBNに連絡があった。内容は、亡くなった元内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)との収賄疑惑に関するものだった。
ここで、視聴者に激震が走る。この写真を週刊誌に渡したのが本橋だったからだ。確かに第一話で金の受け渡しを目撃していた描写はあったが……。衝撃のラストに、SNSでは「ゾクッとした」「衝撃的」「(展開や本橋の表情について)読めない」との書き込みが。とうとう追い詰められた進藤。次回、どうする?
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上下亮に誕生日をお祝いしてもらった不思議麻衣。上下の家で食事を摂り、イチャイチャして同じベッドで眠る……という幸せな1日を過ごした。 上下は上下で、麻衣と過ごす時間に幸せを感じていた。こんな幸せな時間を毎日過ごしたい……そこで上下は麻衣に同棲を提案する。
最終話では、詩穂、礼子、中谷がそれぞれの遺恨と向き合った。最後は全員が「これが、私の生きる道!」と胸を張って進む大円団を迎え、視聴者からは感動の声が上がっている。
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