『私の町の千葉くんは。』第6話、恋の相手をジャッジするカギは“あの演出”にあり?
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『私の町の千葉くんは。』第6話、恋の相手をジャッジするカギは“あの演出”にあり?

2024.11.07 16:00

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  • 『私の町の千葉くんは。』第6話

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井桁弘恵主演のドラマ『私の町の千葉くんは。』の第6話が11月7日にU-NEXTにて独占先行配信された。第6話では、完全に関係が修復した千葉悠⼀(犬飼貴丈)と、相変わらず積極的なアプローチをする弟の悠人(山下幸輝)の間で、マチ(井桁弘恵)の心が揺れ動く展開に。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

毎週感じることだが、悠一も悠人も相手の心を揺さぶるような発言や行動を何気なくする。それは天性のものなのか、それとも「これをやったら、相手はドキッとするかもな」という計算づくなのか。いずれにせよ、千葉家の血筋、恋する側からすれば手強い……。

第6話では、悠人が積極的にアプローチする姿が特に印象的だった。自分がいつからマチのことを好きだったのかを嬉しそうに語り、それが初恋だったと打ち明ける。マチが第1話で悠人に“スコーン”と音を立てて恋をしたように、悠人もまたマチに“スコーン”と恋に落ちていたのだ。

これについてマチは浮かれるのかと思いきや「要するに私に夢見ているだけだったんだよね」「あの子の言う好きって現実味がなかったのよね」と至って冷静。

さすがマチ、ここは一歩引いて大人の態度…と思いたいところであるが、この反応は彼女自身の悠一への思いにも当てはまるのではないだろうか。

実際、マチは、悠一と再会してから“スコーン”とはなっていない気が……。そう考えると、マチもまた初恋の記憶に執着しているようにも見える。

一方の悠人は積極的なアプローチを緩めない。「用事がないなら帰りなさい」と言われても「先生と一緒にいたい」と即答。頭上から落下しそうな荷物からマチを守ろうと壁ドンのような体勢を取った際も、「前にも言ったでしょ?先生のために危ないことしないでって」という言葉に「前にも言ったじゃん、好きだから無理だって」と返す。

「マチ、本当にこんな悠人のことを好きにならないでいられるの?」とすっかり悠人派な筆者は思わずにはいられない。

『私の町の千葉くんは。』第6話
(C)「私の町の千葉くんは。」製作委員会

一方の悠一は、第6話の後半、とある事件が起きたことをきっかけに、”マチと結婚する気がある”というような発言をする。アラサー女子で、結婚を意識して付き合っていたマチからしたら、これほど嬉しいことはない。

しかし、流石に急すぎると感じてしまうのは“結婚”のリアルを知ってしまった世代の筆者だけだろうか。どうも以前チラついた女性の影も含めて、悠一のことを本当に信じ切っていいのかと疑心暗鬼になってしまう。

それに再会以降、マチが“スコーン”となっていないのも気になるポイント。マチが好きなのは、初恋の相手との恋を実らせた自分であって、本当に現在の悠一のことをどこまで見ているのだろうか。今後の展開で“スコーン”が1つのキーワードとなりそうだと感じた第6話だった。


第6話の視聴はこちら

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