川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』の第4話が10日に放送。第4話では、それぞれ未来のために大きく動き出した大庭3姉妹。そんな3人の新たな恋の行方にキュンキュンとさせられた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
堅実だった人生において、会社を辞めるという一大決心をした次女・七苗(川口春奈)は、突然のキス以来、コウタロウ(松下洸平)への気持ちが恋であることを確信。
長女・六月(木南晴夏)、三女・八海(畑芽育)が“29歳にして、何にもなくなった”と話しているのを聞いた際には「それと私、なんにもなくなったわけじゃないから」と反論。「好きな人、できたから」「気持ちは高まっている」と明かしたのだった。
“なんにもない”七苗が唯一持っているもの、それが“好きな人・コウタロウ”だなんて「七苗、めちゃくちゃ好きじゃん?」と、その場にいたら茶化してしまいそうなくらい微笑ましい。
一方で、コウタロウはいまいち煮え切らない様子。少し先の未来に一緒にいることをはぐらかしたり、何も話してくれなかったり……。好きを確信した矢先だからこそ、些細な言動が気になる七苗は「私たちって、なに?」とコウタロウに問いかけてしまうのだった。
この出来事がきっかけで、自分の行末を考えたコウタロウは“この街でナナと生きていく”ことを決心。それを聞いた七苗はコウタロウに後ろから抱きつき「いつもいる。私がそばにいる」「だから、あたしのこと好きになっていいよ?」と発言。第1話でコウタロウが「俺のこと、好きになっていいよ」と七苗に伝えたときと重なった。
ちなみにこの第1話の際には、「俺もきっと君を好きになる。そんな気がする」と続けたコウタロウ。しかし、今回はというと「もうとっくに……大好きだよ」と返答。コウタロウの中で「好きになる…気がする」から「大好き」に変わったということだ。予想の斜め上をいく返答、今週も相変わらずコウタロウはずるかった。
未来への一歩と恋愛事情が急加速したのは七苗だけではない。
長女・六月は大好きでたまらなかった夫・成澤邦夫(山中聡)との離婚を決心。最後に邦夫と会った際「これが本当に最後なんだ……」と胸の内に浮かんでくる悲しさを滲ませた表情や、「元気でね」と笑顔を見せ、席を立った姿にグッときた視聴者も多いだろう。
そんな大仕事を終え、悲しみを隠すように街を歩く六月。溢れる涙を誰かに見せまいと路地裏に入ったところに、同じ職場の新米会計士・松嶋朔(井之脇海)が現れた。「なんで?」と不思議がる六月に最初は「たまたま偶然…」と話す朔。しかし、それは嘘で心配で待ち伏せしていたそうなのだ。
そして、朔は目に涙を溜めた六月を優しく抱きしめた。突然のハグを受け入れ、思う存分泣く六月。強がりでしっかりしているように見られがちな六月が、安心して弱いところを見せられる相手がいることに安堵した。
三女・八海は姉たちとの喧嘩が原因でプチ家出。浪人生なのか、職を探すつもりなのかわからないポジションの八海は家出中に「おおば湯」立て直しのクラウドファンディングを開始させた。
実はこのクラウドファンディングの裏には、アプリを介して出会い、先日プロポーズを断ったばかりの相手・立花祐輔(兵藤功海)の存在が。
立花は夜の街に1人で飛び出した八海を心配に思い、一緒に一夜を過ごしただけでなく、やりたいことを考えてあげたのだ。プロポーズを断った相手の行き場のない夜に付き合ってあげるだなんて「立花、めちゃくちゃいい人に違いない!」そう確信した。
八海はというと、長年密かに思いを寄せていた高木陽太(木戸大聖)から「妹的な存在」ときっぱりと言われたばかり。一度退場した立花との恋、まだもう少し“ある”ことを期待しても良さそうだ。
三者三様の恋愛模様が見れた第4話。優しく囁くような「大好き」も、安心させるハグも、ただ寄り添ってくれる優しさも、どれも捨てがたい!SNSでもそれぞれの胸キュンシーンに「今のはヤバい!」などと興奮する声が多く見受けられた。
恋愛、仕事、生活……「大台」を迎えるラストイヤー“9ボーダー”の時期に環境が一変した3姉妹は、今後どんな毎日を歩んでいくのか。5話以降も見逃せない。
第4話はこちらから
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第9話では、コウタロウが記憶を失う前の人生、柴田悠斗として家族のいる神戸へと帰るところからスタート。コウタロウと七苗の恋の行方が気になる展開に。
第8話では、コウタロウ(松下洸平)の過去が一気に明らかに。今「コウタロウ」として生きている彼は、過去の自分を知り、この先をどう生きるのか──。
第7話では、家族の問題が一件落着。3姉妹の恋が再び動き出し、松下洸平演じるコウタロウの振る舞いに心が揺さぶられ、木南晴夏演じる六月の一言に共感の声が集まった。
第6話では、行方不明だった父・五郎(高橋克実)が謎の多い少年・品川九吾(齋藤潤)を連れて登場。離れて暮らしていた母親の思いについて考えさせられる回だった。
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