ドラマ『ひだまりが聴こえる』第12話、永遠に続いてほしい…太一と航平の日常が尊すぎた
第12話(最終回)では、太一と航平が、ふたりにとって思い出深い夏祭りの会場で再会。物語は感動的な展開を迎えた。
中沢元紀・小林虎之介が主演を務めるヒューマンラブストーリー『ひだまりが聴こえる』の第5話が7月25日、U-NEXTで独占先行配信された。第5話では、航平(中沢元紀)とすれ違ってしまった太一(小林虎之介)が奮闘。2人の新たな関係が気になる展開となった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
「ノートテイカーは他の人に頼むことにする。今まで無理させてごめん」と連絡をして、太一との関係を一方的に断ち切ろうとした航平。
しかし、そんな航平の行動を太一が承諾するわけもなく、太一は航平のことを探し続けた。
その間、太一はいろんなことを知る。太一を“あのカフェ”に呼び出した女の子を航平が知っていたことや、太一の大好物であるハンバーグを航平が自分で作っていたことなど……。
そして太一は「悪いのは俺っぽい」と気づき、だからこそ航平に歩み寄ろうと改めて思うのだった。
ここでポイントなのは、なぜ太一がそこまで航平に歩み寄りたいのかということ。それについて太一は「周りと関わろうとしないで、なんでも自分で抱え込むし、自信とか持ってなくてさ。でも、それって耳のせいで嫌な思いしたのが積み重なってさ、それがあいつの自信とかを根こそぎ奪ってるのかと思ったら、すげー勿体無いと思ったんだよ」「航平はいいやつなんだよ」「そういうの何も知ろうとしねーで、あいつのこと勝手に決めつけて。置いてけぼりにしていたんじゃないのかって。だから、あいつを1人にしちゃダメだと思って」と思いを吐露した。
そんな太一の思いを偶然聞いた航平は「他の音は聞こえないのに、太一の声だけ、なんではっきり聞こえるんだよ」「今さらずるいよ」と感情を爆発させた。
それを受け太一は「だいたいお前は自分の気持ちをちゃんと言わなすぎなんだよ」「全部わかんなくても、こっちはわかりたいって思ってるんだよ。お前が黙っていたら、何もわからないままだろ」「頼むからもう1人で我慢なんかするなよ、ちゃんと相手に伝えろよ。最初から諦めたりすんな」と涙ながらに訴えた。
すると航平は太一の手を取り、キス。驚く太一に「やっぱわかってなかった、鈍いよね、本当。でも、俺はそういう太一が好きだよ」と航平。このときの声のトーン、そして太一を見つめる航平の眼差しがずるい。そして、太一を遠ざける理由をあえて隠すことなく、航平の正直な気持ちを解放させたのは紛れもなく太一の真っ直ぐさゆえだろう。
しかし、ここで2人は恋愛へと発展……とはならず、航平は自分の素直な気持ちを伝えたがゆえに太一と距離を置くことを決心。改めて「今まで本当にありがとう」と伝え、去って行ったのだ。
しかし翌日、太一は航平と変わらず接した。これには航平が困惑。「平気なの?あんなこと言われて。もう俺とはいたくないでしょ?」と一言。しかし、太一は考えた結果「お前のこと嫌いになる理由なんて見つからなかったんだよ」と回答。航平から思いをぶつけられても、太一の思いが揺らぐことはなかったのだ。
太一は自分の中にある正義を曲げない強さを持ち合わせている。そして、その正義感の根底には優しさがある。航平もまた自分が傷つくこと以上に自分の周りにいる大切な人を傷つけたくないという優しさを持っている。
そんな2人の優しさが、今後どのように交わっていくのか。恋愛に発展することはあるのか、注目だ。
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第12話(最終回)では、太一と航平が、ふたりにとって思い出深い夏祭りの会場で再会。物語は感動的な展開を迎えた。
第11話では、太一が自身の夢を追求するために大学を退学。航平とのキャンパスライフに終止符を打った。
第10話では、手話関連ビジネスを展開する会社で働き始めた太一がある決断をすることに。一方、航平が太一への思いを吐露する場面も。
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